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僕の彼女を自慢します。

僕の彼女を自慢します。付き合って5年が経ちました。
ヨーコ23才。もちろん独身。職業はタイピスト。趣味は読書、料理、編み物。性格は『周りに流されやすい』かな。
そんな周りに流されやすい彼女は、自分の読んだ本の真似をしたがります。
例えば、スープに浮いてるアルファベットマカロニで英単語を作ったり(作る言葉は[FORGET ME NOT])、テーブルの下で手を繋いで食事をしたり。一組の手袋(柄は千鳥格子)を分け合って使ったりもしました。

昨日も、彼女は本を持って僕に提案をしました。

彼女は、壁一面に棚を設置し(実際の作業は僕がやった)、梯子無しでは手の届かない一番上に、ガラスの小瓶を置きました。
中には、僕の目玉が1つ。

僕は彼女に逆らえない。
誰も彼女を止められない。
その結果がこのザマです。

今では、これまでの半分しか彼女を見ることが出来ません。

LOVE is BLIND.とはきっと、僕のためにある言葉でしょう。


参考
山田詠美 『風味絶佳』
江國香織 『流しの下の骨』
中村九郎 『ロクメンダイス』
小川洋子 『まぶた』

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コメント

なにより貴方の綺麗な姿が
半分しか見れないのは苦しいから

だからせめて
片目だけの僕でも好きでいて

その狂ったような愛を
狂ったように受け止める

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少し思いつきで書いてみましたv
駄文失礼しましたです。

。。感化されてきたかなw

妖精さんが考えたお話ですよ、これはw
こんなことしないし。
うん。

狂ってるのはむしろ、彼の方かなー。なんて考えたり。
次くらい、痛くないのを書きたいものですw

『周りに流されやすい』
私の視点としては、
今後の「僕」が心配で仕方ありません

「僕」って面白い漢字です(笑)


あとは、私に「彼女」ができたときに、
私は、「僕」になるのだろうか…

多分ならないなぁー。
だからもてないのかもしれない(苦笑)

『我輩』にしてみたらどうですか?w

主人公の「僕」も彼女に流され安すぎですね。病的なまでに^^;
LOVE is BLIND この物語にそうと恐ろしい言葉です。

感想ありがとうございます。
実はこれの続編ちっくな話もあるのですが仕舞ってありますw
いつか公開するかも。。

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