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2007年12月25日

大和撫子と日本男児

メリークリスマス
皆さん、2007年のクリスマスをどうお過ごしですか?
今日の私は、
朝からライブチケットの確保をして
午前中は事務作業をし
昼には野菜セットを入手し
午後は人ごみにのまれ
夕刻にはなくしていたものを意外な場所で発見し
午後の買物の一つが無駄になった
夕食にミネストローネとチキンとレンコンサラダとアジのたたきを食べ
デザートにクリスチャンでもないのにケーキを食べ
食後にテレビを見ながらダニエルキイスを読み
それに飽きてPCと戯れているところです。

さて、ここまで読み飛ばさず読んだ奇特な方が何人いることでしょうか?
今日は、某ブログを読んで思ったことを責任転嫁しつつ書いてみましょう。
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「苑子さん、メリークリスマス」
こんにちはの代わりに、なんとなく言ってみた。意味はない。
「あらシンジちゃんいらっしゃい。どうしてサンタの格好をしていないの?」
「してほしいんですか?」
「いいえ。全然。シンジちゃんがサンタの格好してたって役に立たないもの。どうせだったら、本物を連れてきて欲しいわ。プレゼントにもらいたいものがたくさんあるの」
苑子さん、がめつい…。
「ところで今日は何の用かしら?クリスマスなのに1人なんて相変わらず寂しいわね。今後も1人のクリスマスを過すんだから、若いうちに遊んでおいたら?」
「今後もってなんですか!」いつになく毒舌が冴えているぞ。やっぱり帰ろうかなぁ…。

「実は友達に相談を受けまして、苑子さんならなんと答えるか多少の興味がありまして…」
相談の内容はずばり、恋人ができない。むしろ、恋人どころが好きな人ができない。別に前の彼女が忘れられない(腹立たしいことにやつには元カノって者がいる)という訳でもない。この現状はいかがなものか。むしろ、脱却するにはどうするがいいか。というのが相談内容だ。

「どう思いますか?」
「ふーん」
「いや、ふーんじゃなくてもっと建設的な意見を、って僕のケーキの苺持っていかないでください!」
「あれだ、ホストクラブ猫本店にでも相談しなさい」
「投げないでくださいっ!」
「もぅ、我儘なんだから」
「だから僕のケーキを食べないでくださいってばっ!」
「相談料よ。もう一個苺よこしなさい。真面目に考えてあげるから」
「…」

「結局ね、女より男のほうがロマンチストなのよ」
ケーキに乗り切らないほどの苺を積み上げながら苑子さんは言った。
「大和撫子ってあるでしょう?いわば、女性の鑑の代名詞ね。清楚で凛とし、慎ましやかで、一歩引いて男性を立て、男性に尽くす甲斐甲斐しい女性像。とまではいかないまでも家庭的とか料理上手とか理想の女性像って結構みんなあるんじゃない?どちらかというと、理想の妻かもしれないけど」
「あと優しい人がいいとか」
「そう。古来から日本人男性には理想の女性像があったようね。しかしながら、これの対義語がない」
「日本男児は違うんですか?」
「それが理想だって言う人もいるでしょうけど、理想の代名詞とは違うわ」
「むぅ。でも白馬に乗った王子様が」
「いつまでも信じてないわよ。言うならば、女性は恋に憧れる。王子様に憧れてるわけじゃないわ。男性は、女性に憧れる。母性と関係あるのかしらね」
スポンジ部分よりも苺のほうが多いケーキを食べ終えて続けた。
「で、理想と現実のギャップに気付いて、メガネに叶う女性がいなくなる」
「でも、女性だって王子様が迎えに」
「おとぎ話は終わり。手の届かない憧れ、アイドルと同じよ。気付いたときから現実を直視するようになるのよ、女は」
そして苑子さんは僕をちらりと見ると、目を伏せた。
「シンジちゃん。そのお友達に言ってあげなさい。『女がみんな聖母じゃない』って」

distance

貴方と私は違う人間で
どうしても伝え切れなくて
すれ違うばかりで
貴方は遠すぎて
幾夜も私は枕を濡らして

貴方と私は別の人間で
知らないことばかりで
分からないことだらけで
貴方には届かなくて
私の涙を貴方は知らない

けれど
貴方が
私が濡らした枕を知らないように
私の痛みを知らないように
私は貴方の痛みを知らない
貴方の流した涙を知らない

遠すぎた
言い訳にすらならないこの言葉を
私は背負って生きていく

2007年12月10日

紅白歌合戦

馬場俊英さん、初出場おめでとうございます。
クリスマスと大みそかは、大いに盛り上がらせていただきます。

2007年12月 9日

クリスマスソングの考察

久しぶりの更新です。
久しぶりすぎて、何ヶ月ぶりか思い出せません(現実逃避)。
確認しろよ
12月なのでクリスマスネタで。

ここから――――――――――

「苑子さーん。ケーキとチキン受け取ってきたよー」
ども。今日も元気にパシられてます。
クリスマスなのにパシられてます。
「きぃっときみはこ~な~い~ひとりきりのくりすっま~す」
苑子さんはキッチンでサラダやらスープやらを準備している。鼻歌まで歌ってご機嫌だ。
「くぅ~り~すますきゃろるがぁ~な~り~ひ~びくころにはぁ~」
どうでも良いけど、選曲にジェネレーションギャップを感じる。

「苑子さんって大学で民俗学専攻したんだよね?」
「それが?」
2本目のシャンパン開けたぞ…。
「何でクリスマスソングはあんなに、明るいメロディに暗い歌詞が多いの?」
積年の疑問だ。歌手というのは自虐的精神の持ち主が多いのだろうか。
「そんなの簡単よ。暗いメロディに暗い歌詞だと余計に気が滅入るじゃない」
断定された。
「でも、そんなに暗い歌ばかり歌わなくても…」
「らぁ~すとくりっすますあぃげぶまぃはぁ~ばっべりねくすでぃゆげびあうぇい」
「でぃーすいー」
「いーい、シンジちゃん。クリスマスに幸せな人間は、BGMがなんだろうと気にしないの。問題はそうでない人間なの」
びしっと指を指された。僕はそうでない人間なのか…。
「クリスマスなのに1人。これで生まれてから恋人と過さないクリスマスの回数と年齢が同じだ…。来年こそはと去年サンタさんにお願いしたのに…。なんて人が、べったべたのあっまあまのクリスマスソングを聴いたらどうなるの?街中で暴動が起こるわよ!寂しい人たちをなだめるためにクリスマスソングは不幸なのよっ!」
苑子さんはそれだけ一気にまくし立てると、シャンパンをラッパ飲みした。
そういえば、去年もその前も、クリスマスは苑子さんの家で過したような気がする。
苑子さんもそうでない人間なんだと思うと、少しだけ気分が晴れた気がした。