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2008年6月30日

梅の木 枇杷の木 無花果の木

久々に苑子さんシリーズ。


ここから――――――――――――――――――――
久しぶりに苑子さんから呼び出された。
荷物を取りに来い。と苑子さんが言うから尋ねてみたら、ドアの向こうから嬌声が聞こえた。
「あ、シンジちゃん。この子達とっとと持って帰ってくれない?」
「あーシンジくんだー。ひゃっほーい」
「おにいしゃまー。まってたのですー」
3人分が同時に聞こえた。
「美結と初音!?なにしてんだよ、こんなとこで!」
部屋の中では美結と初音が苑子さんと一緒にトランプをしていた。と、
「こんなとこで悪かったわね」
と苑子さんにはたかれた。

「で、お前たちはここで何をしている?」
じんじんする頭をこすりながら尋ねる。二人とも苑子さんとの面識はあるものの、二人だけで遊びに来るほど親しくはないはずだ。
「おにいしゃまが最近はちゅねに構ってくれないからみゅーにお願いしたです」
「はちゅねに『愚兄が最近冷たいからなんとかしろやー』って頼まれたの」
「シンジちゃん、この子達うるさい」
分かったから同時にしゃべるな。
「シンジくん最近デートに誘ってくれないけど、ほかに女でもできたんじゃないの?」
「おにいしゃまは最近はちゅねのことなんてどうだってよくなってるに違いないです」
「そういえば随分ご無沙汰ねぇ」
こいつら・・・。

連れて帰れと呼び出されたはずが、結局4人で夕食を食べる羽目になった。
女3人集まれば、姦しいなんてものじゃない。だんだんこちらがいたたまれない気分になってくる。
「シンジくーん、こっちの煮物も食べて」
「美結作?」
「あ、それは美結ちゃんので、こっちは私の」
「苑子さんの方ください」
「えー、彼女の作ったもの食べないなんてひどいよシンジくん」
「みゅーの煮物は酒臭いですよ」
「右に同じ」
「えっ、ちょっとみんなひどいよぉ」
ちなみに、苑子さんは料理上手で、初音は料理を全くしない。美結は下手の横好きで、よく作る割りに美味しくない。
「シンジちゃんも女運悪いわねぇ。彼女は料理下手で、妹は包丁すら握れないんだから」
全くだ。2人とも少しは苑子さんを見習って欲しい。
「あーっ、みゅーがはちゅねの分まで食べてるですーっ」
「残してるから食べてあげるのよ」
「返してーっ」
「うるさーいっ」
「…」
こうして今日も夜が更けていく。

2008年6月15日

これから出る人

あとがき書いて思い出した登場予定人物たち。

ベルセルク茉莉藻ちゃん関連
蕪木撫子(かぶらぎなでしこ):浦島茉莉藻の姉(?) とりあえず関係者。
花丘スミレ(はなおかすみれ):茉莉藻と撫子の保護者的存在。

苑子さんと愉快な仲間たち
市村美結(いちむらみゆう):シンジちゃんの彼女(!)
はちゅね(はちゅね):シンジちゃんの妹。美結の友人。本名は秘密。

とりあえず以上。

2008年6月14日

今更あとがき再び その3

あと少しだー。

ビターハーフ
better half:夫婦
ツンデレ?

惨劇
前にもこの手口は使った気がするぞ。
スーパーの食品売り場で目撃したものをギャグにしてみたもの。
骨のカラアゲを買ってしまったw

鴨川奇譚
鴨川(仮)の番外編?的存在。
勝手に真相解明な感じでw
ところどころつなぎがおかしい気がしてならない。

山椒魚
井伏鱒二『山椒魚』を辿ってみた。
意外に知名度の低い作品で驚いたw
結構気に入ってる。
だんだんあとがきが短くなってるw

以上、駆け足でしたがあとがきをお送りいたしました。

今更あとがき再び その2

まだまだいくよー。

邂逅
あ、なんか書き直すとか書いてあった(汗)。
意図しようとしたことが思い出せない(滝汗)。
たぶん、ミスリーディングに失敗したんだと思ふorz

マサヒロと私。
うん。そのまんま。
完全に滑ったギャグ小説。
以上。

ベルセルク茉莉藻ちゃん
むしゃくしゃしてやった。今は反省している。
少年少女による恐ろしい事件が多発した頃でしたね。
うん。
やっちゃえばーさーかー。

クリスマスソングの考察
みむらさんに捧げるために書いたもの。
ありがたく受け取ってもらえました。

鴨川(仮)
馬場俊英『鴨川』の状況を想像してみたもの。
何が彼らに起こったのか。
何が彼らをそうさせたのか。
曲の雰囲気を損なわないよう努力したつもりですが、力不足でした。

今更あとがき再び その1

1年以上ぶりの今更あとがき。
結構たまっててびっくりw
タイトルから内容が思い出せない(汗)

関連記事
今更あとがき その1
今更あとがき その2
今更あとがき その3

告白
これは、三田誠広の『いちご同盟』と竹取物語をミックスしたギャグ小説w
「あたしと心中しない?」
が書きたかったためだけに書いたものw
意外と知名度が低くてびっくりしたw

再会 テーブル1
コメントから察するに、『告白』は飲みながら書いたらしいw
「今でも○○ダメなの?」
が書きたくて書いたものw
元ネタは江國香織さんです。
名前も同じ小説から失敬。

再会 テーブル2
この間にある日記が気になるw
何で書いたのかは忘れた作品。
半分くらい実話。

再会 テーブル3
これまた、間の日記が気になるw
てふてふなんて知らないですw
これは…。
うん。聞かないでw

苑子さんのいる生活
いよいよ来た。
最近更新が滞ってますが、ネタを作成中です。
さばさばした女性を書きたかった。

その2
その3

2008年6月11日

新作

1月とちょっとかけて書いた新作UPしました。

井伏鱒二の『山椒魚』を未読の方は『井伏鱒二 山椒魚 あらすじ』で検索してくださいw

山椒魚

神様は残酷で、時に信じられないくらい残忍な仕打ちをする。
もっとも、そんなことは昔から分かりきったことで、間抜けた両生類が穴から出られなくなることなど日常茶飯事に違いない。

隣に引っ越してきた男が、初恋の人に似てた。
顔が、というわけではない。
雰囲気、しぐさ、話し方。
あの人を思い出さずにはいられない何かがあった。
過去に追いすがるような恋愛はしないと決めた、次の日のこと。
神様だけじゃない、時の流れも残酷だ。
忘れたい出来事ばかりを残して流れていく。

引越しの挨拶に、タオルをもらった。
そういえば、あの人の誕生日プレゼントに、タオルをプレゼントしたことがあったっけ。

ベランダで鼻歌を歌ってた。
あの人も好きだったあの歌だ。

近所のコンビニで見かけた。
あのお菓子、あの人がいつも食べてたっけ。

彼を見かけるたびに、あの人のことを思い出す。
今はどうしているのだろう。
どこに住んでいるのだろう。
恋人はできたのだろうか。
今でも納豆は嫌いなのだろうか。
今でも右手で使えるのは鋏だけだろうか。
取り留めのない記憶ばかりが溢れてくる。

「コトハさん」
「ん?何?」
「コトハさんって、僕のこと避けてます?」
「・・・。どうして?」
「いえ、なんとなくですけど」
終電が去ったホームで偶然、彼に会った。
人影もまだらな道を、並んで歩く。お互い、話す言葉が見つからないまま。
それぞれの玄関の扉の前で、唐突に彼が口を開いた。
「避けてなんてないよ」
避けてるつもりは、なかった。ただ、生活時間を少しずらしただけ。
「よかった」
そう言って、彼、羽佐間くんは笑った。どことなくあの人に似た笑顔で。

その日を境に、羽佐間くんと話す機会が増えた。
ときどき、一緒にお茶を飲むようになった。
たまに、一緒に食事をするようになった。
だんだんと、その頻度が上がり、いつの間にか、互いの部屋を行き来するようになっていた。

「ねぇ、まだ、起きてる?」
「あぁ。起きてるよ」
「ほんとはね、羽佐間くんのこと避けてたんだ」
彼の背中にしがみつく。
「ん。あぁ。やっぱり」
「好きになっちゃうと困ると思ったから」
「俺が?」
「私が」
「…」
返事の代わりに寝息が聞こえた。

彼と出会って3年が経った。お互い、引っ越さずに同じ部屋に住んでいる。
二人とも、この場所に囚われているのだ。
そう、まるで、間抜けた両生類のように。

2008年6月 5日

帰ってきた○○

○○には好きな言葉を入れてお楽しみください(笑)。

研究室からの更新です。
しばらく充電してきたので復活します。
充電期間中は、いろいろなところへ旅をしました。
北陸・富山に渡り、ホタルイカ漁をし、アメリカへ渡り、民主党候補者選びを見物し、イングランドでは、アーサー王ゆかりのなんたらの丘に登り、ニュージーランドで牧羊をしてきました。
ネタはいくつかストックできたので、ぼちぼちと。

どうでもいい話。

韓国では、サイボーグとかアンドロイドとかの区別が曖昧らしい。
なるほど確かに映画『僕の彼女はサイボーグ』は、言われてみればサイボーグではなさそうだ。

では、『僕の彼女はアンドロイド』にしてみよう。
…。彼女ではなく、彼氏になってしまった。

次に、『僕の彼女はヒューマノイド』にしてみる。
…。地球外生命体の可能性が出てきた。

ならば『僕の彼女はガイノイド』にしてみた。
…。言葉は正しいが、ロマンに欠ける。

じゃあ『僕の彼女はホムンクルス』
…。寂しさのあまり作ってしまったのだろうか。
ちなみに、弟は鎧姿だろう(中身はないに違いない)。

極めつけに『僕の彼女はボーカロイド』
…。痛すぎる。


ところで、ホムンクルスと聞いて白髪・赤眼の美少女を思い浮かべた人は挙手願います。
あ、個人的な興味ですよ。
偏ったサンプルでの統計が取ってみたいw