風景画像にミニチュアっぽい効果をつける

Photoshopで、今流行のミニチュアっぽい効果をつけるのをやってみました。

これが
処理前画像
これです
処理後画像

写真はコンパクトデジカメで自分で撮った某ふしぎ公園です。<\br> もともとミニチュアっぽい画像だったかもしれません。。

前処理

コントラストと明るさを上げます。コントラストは思い切って結構高くします。
写真によってはこれだけでも十分ミニチュアっぽく見えるかも。
前処理画像

ぼかしをかける

アルファチャンネル等を使って、ピントを合わせたい部分以外の選択範囲を作ります。このとき、グラデーション状に選択範囲を作り、だんだんピントがボケるようにします。
選択範囲

元画像を別のレイヤーに複製し、複製画像に対して作った選択範囲を使ってぼかしをかける部分のみ残し他は消します(delete)。あとの処理の確認のため、元画像のレイヤーは非表示にしておきます。
ぼかし部分

ぼかし(ガウス)を思いっきりかけます。(半径10.0pxくらい)もっと解像度が高い場合はもっとかける。
ぼかし処理

複製前の元画像とレイヤーを重ねるとできあがり。
完成

アクションファイル

Photoshopアクションを作ったので使ってみてください。
MiniatureEffect.zip

解凍後できるアクションファイルをPhotoshopのアクションパレットから読み込んでください。Photoshop6 と7で動作確認しています。
今のところ、VGA(高さが480px)のみに対応し、画像の中央にピントが合う用になっています。

なんでミニチュアっぽくみえる?

ちょろっと考えてみて、自分なりの考察です。
まず、コントラストや明るさを上げることで不自然に色が際立ち、自然物ではなく作り物みないな感じになるのかなと。
また、普通の風景を撮ると、被写体がかなり遠くにいることになります。
通常レンズの特性上、被写体が遠くなればなるほど、ピントが合う奥行きの範囲が広くなります。(「被写界深度(ひしゃかいしんど)」という。)
逆に近くなると、被写界深度が浅くなり、限られた範囲でしかピントが合いません。(ピントが合っている部分より奥と手前がピンぼけする。)
なので風景写真に対して、手前と奥のピントをぼかせば、遠くに見える風景ではなく、近くにある小さなミニチュアに見えるんじゃないかな?

関連記事