ブロック図のためのアピアランス機能【illustrator Tips for Document】

illustratorにはオブジェクトの色や属性を記憶しておくアピアランスという機能があります。
このアピアランス機能を使ったTipsです。


四角に囲まれたテキストを作る

illustrator_20120613-15.png
こんな図を作るのは、意外と面倒です。
いや、作るのは簡単ですが、あとの編集が面倒です。

テキストと四角を用意して、重ねるだけですが、あとで四角の色や線を変えたいとき、四角だけを選択するのが面倒だったり。(重なってるので)
テキストに沿って長方形の大きさを変えなきゃいけません。
それが数が増えると、もうイヤになります。

こんな方法で作ってみてはいかがでしょうか?

テキストを用意する

テキストツールで、入力したい所をクリックします。
illustrator_20120613-00.png
テキストを打ち込みます
illustrator_20120613-07.png

アピアランスパレットを利用する

このテキストのオブジェクトを選択している状態で、
アピアランスパレットを操作します。
まず、メニューから、新規線もしくは新規塗りを選びます。
illustrator_20120613-10.png

新規塗りと線は、文字よりも上に作られてしまうので、元々の文字情報を一番上にします。(アピアランスパレットで「文字」の部分をドラッグ&ドロップすればよい)
illustrator_20120613-08.png

新たに出来た線と塗りに色などの指定をします。

長方形効果をつける

まず線を選択し、効果>スタイライズ>長方形にする とメニューが出てきます。
illustrator_20120613-12.png
ここで出てくるメニューで、下図↓のように指定すると、長方形がテキストの周りに現れます。
illustrator_20120613-13.png
線に長方形を指定↓
illustrator_20120613-14.png
冒頭と同じような図になっていますが、実は長方形と文字がひとつのオブジェクトになっています。
塗りにも同じ指定をすると、塗り色の長方形が現れます。

編集が簡単!

たとえば、ここで、テキストツールでテキストを打ち直してみると、テキストによって長方形の大きさが変わることがわかります。
illustrator_20120613-02.png
なので、このオブジェクトをコピーして、テキストを変更すれば、同じような枠テキストが作り放題ということです。

また、このアピアランスが適用されていないテキストオブジェクトを選択した状態で、スポイトツールですでに適用されているものを選ぶと、瞬時に適用されます。
illustrator_20120613-03.png
↓こうなる
illustrator_20120613-04.png

また、テキストと長方形は一つのオブジェクトなので、選択や移動も楽です。
後から線や塗りをアピアランスパレットから変更できます。

他には、アピアランスパレットからいじることで、簡単に属性を変えれます。
たとえば、サイズを合わせたいとき。
たとえば、長丸長方形にしたいとき。
そんな感じで、こんな図も。
illustrator_20120613-06.png


という感じで、アピアランス機能。あまり注目されていないように思いますが、是非使ってみてください。

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