細かすぎて使えないかもしれないExcel Tips(2)(かゆいところに手が届きそうなMATCH関数とINDEX関数)
Category:ComputerScience
Tags:Excel
はやし@color_chipsです。
Excel使っていますか?
データ解析に使っている人も多いのではないかと思います。
久々のExcelネタですが、このブログでは解析屋さんと(勝手に)呼んでいる人に向けた、
ちょっと一般的ではない(と思われる)使い方を(ぼちぼちと)紹介しています。
自分自信、忘れがちな機能なので、メモ代わりに。
最大値データ付近のデータだけ抜き出したい!
データ内の最大値データを取得するのは簡単ですが、データの並びから、例えば「最大値データの一つ前のデータが何か?」とか、
「最大値データ付近の数点のデータだけ抜き出したい。」とか、
こういう普通はあんまり使わないだろうなと思われる用途を、解析屋さんと呼ばれる人間は求めます。
で、これらの機能をどうやってやるかというと、
MATCH関数とINDEX関数を使います。普段あまり使わない関数ですね。
例を見ながらどうぞ。
この例は、データの中から最大値を見つけ、最大値のデータの1つ前と1つ後のデータを取得しています。
MATCH関数
MATCH(値、配列、フラグ)配列内で、値と一致する物を探し、その配列内で何番目にあるかを求める。
フラグは、-1、0、1のどれか。基本的には0を使います。それ以外はほぼ使わないと思います。
INDEX関数
INDEX(配列、行番号、列番号)配列内で、行番号、列番号に相当する箇所のデータを取得する。
上図の場合では、1列のデータから求めているので、列番号は省略可能です。
上図の例は、
1.MAXを使ってデータから最大値を取得します。
2.MATCHを使って、最大値のある位置の行番号を取得します。
3.「最大値のある位置の行番号-1」番目のデータをINDEXで取得します。
4.同じように「最大値のある位置の行番号+1」番目のデータをINDEXで取得します。
といった流れになっています。
こういういつもとちょっと違う機能を、頭の片隅に覚えておいてもらえると、
いざという時に楽に問題解決できるのではと思います。
あなたのExcelライフのかゆいところに手が届きましたか?
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